2019年1月12日土曜日

YouTuberコザカイ

読者のみなさん、どうも。教育×ICTの仕事をして20年のキャリアをもつコザカイです。

ワシは教育×ICTのイノベーター集団iTeachersのメンバーとして、iTeachersTVというYouTube番組を担当しています。
もうそろそろ4年近いというのはすごい話だなぁ。

iTeachersTV
https://www.youtube.com/c/iteacherstv

最近は、YouTuberの聖地YouTube Space Tokyoでも収録することがあり、YouTuber気分を味わっております。チャンネル登録数が1万ないと、こちらは使えないんだそうです。

六本木ヒルズにあるので、こちらから東京タワーを見下ろせます。


iTeachersTVは、より多くの人に教育ICTに関するさまざまな実践を観ていただけるよう、ボランティアでやっています。少しは教育現場へ刺激と勇気を与えることができていれば幸いです。「どうせ○○だからできるんでしょ?」よりも、「自分でもできるんだ!」を届けたいです。

日本の教育現場への疑問を中学生のころから持って生きてきて、まさか自分がその教育現場で仕事をしようだなんで考えてもいませんでした。中学生のころは、我が師である江川達也先生の『BE FREE!』を読んで、すごく共感するところがあって、本気で教育を変わるためには破壊するしかないくらいに思っていました。

ひょんなことから、ICTを使って教育を変える、具体的には、いまでいうアクティブラーニングやリベラルアーツを実現させることや、さらにはそのための人材育成をするという仕事を青山学院大学ではじめたのが20年前。ワシがまだ院生兼フリーランサーだったころです。

2004年に全人教育の故郷である玉川大学の工学部へ移籍し、玉川の教育理念にもとづく教育活動を地道に続けてつつ、しばらくおとなしくしてたら、結局教育ICTの最前線へ戻ることになって、iTeachersのメンバーとなりました。なんだかんだと何年も、本業でもない「教育」の仕事をしてて、なんだか笑っちゃう感じですね。
ワシの学位は、博士(経営学)ですし、工学部の教員です。今後も、どう転んでも教育学や教育工学の権威のような扱いは受けることもないでしょう。
もっとも、ワシは現場主義の人間ですから、むしろそのほうが居心地がいいです。好き勝手やれるし、モノも言えるし。
それにしても、ワシがYouTube番組なんてやっているとはねえ。今は亡き祖父はなんというだろう?w


デジタルハリウッドの栗谷先生に撮影していただきました。
ありがとうございます!

さて、いま現在、プログラミング教育などをはじめなければならなくなってきたのに、まだまだ公立の学校では本質的な変革にまで行き着けてにないように思っています。

まるで、「噂だけの教育改革」とも言える状態で、元気よく叫んでいるのはEdTech関係の企業ばかりで、まだまだ教育改革を進めたいという教師はマイノリティであり、へたすると厄介者扱いです。

「理念なき教育は単なる思考停止、手段なき教育は空念仏」と思います。どっちもないといけないのに、多くはそのどっちかだけで議論してそうに見えます。どっちもない教師はもってのほかですが。

それでも、なんとか踏ん張りながら、アタマと身体を使って地味に教育を変えようとする教師には心よりエールを送りたいと思い、iTeachersTVをやっています。
教師志望の学生さんにも観ていただきたいです。

自分たちが観てきた教育ではないものに変わろうとしているのに、昔ながらの教育を前提に教師になろうという学生さんがいたら、それこそ昔ながらの教育の再生産が繰り返されるだけです。若い人ほど、「地球の重力に魂を引かれた教師」を超える気概を持っていただきたいです。

「どこかちょうどいいところで自ら退くべき」と思いながら続けてきた教育×ICTの旗振り役、もうちょっとだけ門外漢として携わろうと思っています。
本当はワシのような人間がどうこうすることもなく、「当たり前のようにテクノロジーが教育現場にある」ことが望ましいのでしょうけどね。

今後もどうぞ応援してください。ぜひYouTubeのチャンネル登録をお願いします。

それでは!

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