2017年12月16日土曜日

ゲームマーケット成果報告 -現場主義の真骨頂-

こんにちは。
いよいよ本格的に寒くなってきたこの頃、卒論提出が近づき、インフルエンザが何よりも怖い10期生の田中です。

11月から今日まで、忙しい一か月を過ごしました。須田のブログでもあったように、OB/OG会やインゼミ、その中で私たちの卒業プロジェクト大本命の、ゲームマーケット!
今回は12月2日にビックサイトで行われた、ゲームマーケットについてフィードバックしたいと思います。



販売スペース

試遊台

ゲームマーケット当日の様子がこちらです。
ゲームの本体を売り込むスペースと、試遊台スペースと言って、お客様が興味を持った時に、試しにプレイすることができる場所が設置されていました。
当日は、株式会社デコネコの太田先生と、大久保でボードゲーム会を開催しているや柳川さんに協力していただき、4人態勢で販売を行いました。
私と本田は基本的には試遊台で、一日中「Bill Gets!!」をお客様と一緒にプレイしていました。
今回私たちが製作した「Bill Gets!!」100個発注し、100個売るぞ!という意気込みで行きましたが・・・結果は24個販売という結果に汗
それでも、ゲムマで売れるゲームは一作品、平均一桁だと聞いていたので、反省点は多くありますが、無事やり切りました。
ゲームマーケットに参加して、気づいたことは、ゲーム制作中より、当日の方が達成感が少ないということです。というのも、アナログゲーム市場というのは、服を買いにショッピングするのとは違い、当日の売り込みはほとんど意味がありません。
言ってしまえば、ゲームができたその瞬間に売り上げが決まるといイメージでした。ゲームマーケットに来るお客様は、事前調査をしていることが当たり前で、何を買うか決めて目的のもの以外には関心を示しても、購買までは踏み込まないという感じです。おそらく、あらかじめ欲しいものと予算を計画しているのだと思いますが、ルールもアイテムも傾向も全く違う様々な種類のボードゲームが山ほどある中で、ゲムマ会場の瞬間に行列ができるゲームはある程度固まっているということから、やはりアナログゲーム市場でも、ゲームマニアの人の訴求ポイントがある程度存在するのだと感じました。
なので、ゲームマーケットでは当日試遊台でプレイして、相当気に入っていただかないと、購入してもらえないので、「いかに面白く、話題性のあるゲームを作るか」「ゲームマーケット当日までにいかに宣伝するか」という事前準備が勝負だと感じました。
それと驚いたことに、ゲームマーケットでは外国人が多くみられました。特に台湾や韓国の方が多く、アジアでボードゲームが流行っているのかもしれません。英語で話しかけられて、ルールを説明してくれと言われることが何度かあったのですが、全員英語が喋れず・・・せっかく興味を持っていただいた方を逃してしまうという、悔しい場面もありました。



いつもボードゲーム会で私たち大学生と遊んでくれる優しい大人の方々もたくさん試遊台に遊びに来てくれて、私と本田のゴリ押しの営業に、「Bill Gets!!」を購入して頂くこともしばしば笑
そんな中でもたまたま見かけて、何となく遊んでみようと思い、そのまま購入してくださった方に、「面白かったですよ、ありがとう。」といわれると、自分たちが作ったものがお金になって、喜んでもらい、なんだか感動しました。改めて、この卒業プロジェクトを通して、他の学生には経験できないものを経験できたと思います。

これもすべて、小酒井先生、太田先生、柳川さん、アドバイスをくださったボードゲーム会の方々、そして忙しいのにも関わらず、ゲームの箱の組み立てから完成まで作業を手伝ってくれたいくみちゃんや後輩、そして一緒にプロジェクトを遂行したまいちゃんと全員の協力に感謝したいと思います。ありがとうございます。


ゲームマーケット終了後は、やりきった感満載で、数日間脱力していましたが、これからが本番ですね、卒論を書かないといけません笑
今回ゲームマーケットで、Bill Gets!!の販売とともに、アンケート調査を実施しました。主に、ゲームマニアの方が、アナログゲームのどんな点に興味や面白さを見出しているのか、できるだけ細かく細分化して質問事項を作りました。趣旨としては、日本のアナログゲーマーへの訴求ポイントを、私たちの立てた仮説をもとに製作したボードゲームの満足度との差異を交えて主成分分析を行い明らかにしていく予定です。
今回ゲームマーケットに参加し、アナログゲーマーの方とゲームをしながら直接お話しを聞いたり、ゲームを作って売るなど、まさにコザカイゼミらしい活動をしてるなーと感じました。私の4年間の大学の活動の中では、現場主義の真骨頂ですね。本を読んで知識をつける以外にも、現場に出て、実際の空気ごと学び取ってくることの大切さを再認識できました。
以上で、ゲームマーケットの成果報告とさせていただきます。

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