2018年1月11日木曜日

2017年の総括

皆さま、あけましておめでとうございます。
11期生の中島絵美花です。
あっという間に2017年も終わり、2018年が始まりましたね。
2017年はゼミ活動も本格化し、今までで最も濃い一年でした。
そのためこの1年間、本当にさまざまなことを考えてきました。

プレゼミ生から正式にゼミ生となり、ドローンの研究をはじめとした、さまざまな活動に携わらせていただきました。
その中で、多くの方々にお会いすることができ、本当にお世話になりました。

またゼミ長であることから、リーダーとしての立場について常に意識してきました。
研究内容は個人でさまざまではありますが、だからこそゼミとしての組織を重視すべきだと思います。
好きなことを追究して勉強するなら、やろうと思えばいつでもどこでもできます。
それでも、今コザカイ組で勉強する意味、自分が何をすべきなのか、何ができるかを考えることがゼミへの貢献に繋がると感じました。
自分のやるべきことに全力で取り組み、それでも立ち止まってしまった時には小酒井先生や先輩方からアドバイスをいただくこともありました。
しかしまだまだ成長途中で、いまだ自分の未熟さに思い悩まされることばかりです。

そして先月の仙台プレゼンバトルでは、自分の立場や役割について最も考えることが多かったプロジェクトでした。
企画の内容ももちろんそうですが、それよりもチームマネジメントが非常に難しかったと感じました。
まずは、全員今まで演劇などの芸術にあまり触れることが無かったことから、チーム全員が芸術について理解することからスタートさせなければなりませんでした。
そして芸術を通して、何を目指す姿とするのか、何を通して幸福と感じるのだろうか、そしてその中で自分たちは何を思うか、何をやるべきなのだろうか…
視察などの調査を行っても、一人一人感じることはさまざまでした。
チーム6人いれば6通りの思いがあり、そしてそこから出る答えは何通りにもなります。
そしてそこには不正解などは無く、その人が感じとって考えたものであれば、他の人はその意見を尊重しなければなりません。
しかし私たちはこの尊重ができていませんでした。
そもそも、私はそれぞれ感じるものが異なることにすら気づけず、議論の内容を表面的にとらえていました。
リーダーだった私は、何を重要視するかという基準さえも一人一人が異なったまま、それにも気が付かずに存在するはずのない答えばかり追い求めた議論を進めてしまいました。
これが自分にとって最大の反省点であると感じています。
そのため、みんなが出してくれた案を否定的にとらえ、自分が出した案ですら本当に良いものとは思えず、抽象的な議論ばかりするようになってしまいました。
いつまでも答えの出ない議論で、チーム全体のモチベーションを下げてしまい、次第にプレゼン大会への熱意が薄れてしまいました。
プレゼン大会まで1カ月を切ったころ、そんな私は小酒井先生から叱咤され、そこで初めて自分の過ちに気が付きました。
なぜ議論がうまく進まないのか、どうしてモチベーションが下がってしまったのか、そしてこれから自分は何をすべきなのかを一晩中考えていました。
翌日からは、まずチームメイトの意見や考え方を理解するために、いままで以上に研究室に顔を出して会議に参加し、コミュニケーションをはかりました。
そこからは、ブレインストーミングによって議論を進め、尊重し合うことでそれぞれの意見をより理解することにつながりました。
これによってモチベーションを取り戻し、チーム全体で切磋琢磨することで、全員の思いを込めた内容に仕上げることができました。

この活動は2カ月という短い期間ではありましたが、振り返ってみると組織において必要なことが濃縮されているように思えました。
今後ゼミで、誰かとチームでこのような活動をすることはもうありませんが、決して一人では達成できません。
一人での活動は個人戦のようにとらえがちですが、仙台プレゼン大会の活動を通して組織の重要さを改めて感じました。
仲間の努力は自分の力になり、尊重し合うことで励みになります。
これはそれぞれが違うことに取り組んでいる場合でも同じだと私は思います。
今年2018年は就職活動や卒業プロジェクトなど、さまざまな活動にこれから取り組んでまいりますが、ここで得たことを生かした活動にしていきたいと思っております。

最後に、仙台駅で撮った写真がこちらになります。

2年生のときは、1年後に同じ場所でこんな思いを抱いているとは夢にも思っていませんでした。
そして1年後の冬はこの写真を見た時に、あんなこともあったねと笑えるようになってたいです。

長くなりましたが、ここで終わります。
今年もよろしくお願い致します。

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