2016年4月6日水曜日

堂々とこなすこと

こんにちは。10期生の須田です。なんといよいよ私も3年生になってしまいました(^^;
初めて小酒井ゼミに訪れたのはちょうど2年前の今頃、入学したての大学1年生の頃ですが時が経つのは早いですね...。7期生の郁さん加奈さん、8期生の角谷さんは卒業され、一番近くて信頼9期生の先輩方は就活生となり...こうなるといよいよ私のターンです(笑) ゼミの切り札になれるように今年度を突っ走りたいと思います!


話は変わり、春休みも終わる頃となりました。春休み何をしてたの?と聞かれると毎週末、ボランティアでスキーキャンプを始め、プライベートでもスキーに行っておりました。目一杯好き放題できる春休みは今年が最後だと思い、思いっきり楽しんでしまいました(^^;
早くも来年度に向け悔いのない春休みとなりました。


それともう一つ、以前お話した(株)トリイデザイン研究所の鳥居先生からいただいたイラストの案件についてのご報告もさせていただきたく思います。

今回お話しをいただいた案件はアプリ内のチュートリアル画面や宣伝用フライヤーに使用されるイラストの制作です。特設サイト(http://www.tomoniaruiteiku.com/app/)にも掲載されていますが、私が担当させていただいたのは「アプリの楽しみ方」の部分に使用されている『アルバムを作る』『動画を作る』『シェアする』の3枚のイラストです。


八芳園さんは生涯式場というコンセプトの下、他の結婚式場とは異なるスタイルで発展している式場です。そこで八芳園さんの生涯式場を実現するためのサービスの一つとして作られたのが『ともに歩いていく』のアプリです。人の心の温かみを感じるアプリだと感じました。


今回学んだことは3つあります。
1つ目は「言われた通り(クライアントの理想)に仕上げる難しさ」
2つ目は「クライアントの意見を反映した上で自分の持ち味を表現することの大変さ」
3つ目は何によりも「一つの案件をこなすことの難しさ」です。


1つ目の「言われた通りに仕上げること」についてですが、ここでアートとデザインの違いを今までで一番強く感じました。アートが自己満足(利己主義)だとすると、デザインは他者満足(?)(利他主義)のようなものなのでしょうか。アートは自分の思惑や理想に近づけることが先で、完成した作品を見た誰かが何を感じるかは、私自身がそうであるようにあまり関係はないことだと思います。描きたいから描く、作りたいから作る、これだけでもアートだと思います。一方デザインは誰かのために為される必要があると考えます。見る人や使う人がいるから、誰かの思いを形にするために一生懸命に思考を巡らせていく。そういう過程がデザインすることなのではないでしょうか。なんだか言葉にするのが難しいです(^^;


次は2つ目、「クライアントの意見を反映した上で自分の持ち味を表現することの大変さ」です。今回使用したソフトウェアはAdobeのIllustratorとPhotoshopです。これらのソフトを使い始めてから7年近くが経過しており、ある程度自分の得意な技は備えていました。しかし色味を始め、震えたタッチの線や水彩描写などとても苦戦してしまいました。なぜなら普段の自分の画風は「線ははっきり!色はくっきり!」なもので「淡い画風って何だ!?」というところから始まりました(笑)
アプリのロゴに合わせた淡いタッチを表現するために鳥居先生からのアドバイスを受けながら様々な表現に挑戦いたしました。最終的に線部分は手書きの線を基にブラシをいくつも作成し、色の表現はロゴの一部分を基に再構成していきました。試行錯誤したおかげで少しだけ自分の技に自信が持つことができました。


そして3つ目、「一つの案件をこなすことの難しさ」を痛感しました。期限や鳥居先生や私自身の時間の掛け合い、作成過程における修正や変更などイラストを描くということ以外にもたくさんの難しい部分が見えました。自分が納得してもクライアントが納得しなければ案件は達成されません。そのことは承知済みでしたが自分の経験不足と技量不足に度々惑わされてしまいました。そんな中、バイト先で私を雇ってくれた昔の店長が新人だった私に向けて言っていた「現場(お客さまの前)に出たら新人だろうが関係無い」という言葉を思い出しました。経験や知識は内側から見えるもので、外側からは見えづらいからこそ失敗を恐れずに堂々とこなすことが大切なのかもしれません。(見栄を張るのとは違いますが。)


とはいってもやはり反省する部分がたくさんあります。だけれど頑張った部分はこっそりと自分で認めてやりたいです。それに何よりも誰かの目に少しでも私のイラストが映ると思うとそれだけで心が満たされます。素直に嬉しいです。

冒頭にも述べましたがこの前までただ研究室に遊びに来ていた1年生がいつの間にか3年生になり、ついにゼミ生となりました。ようやく私の出番です!小酒井先生、改めてよろしくお願いします!


最後に近所の桜をごらんください^^ 
季節は春ですね。新学期頑張るぞー!







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